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GPR-70SPが硬化していて、ここ一番で信用できないので中古のGPR α-10と交換する事にしました。 まだスリップサイン手前まで溝はあるのですが、拡大画像のように亀裂が入っていたりで品質は低下しています。 中古のα-10は山が同じぐらいなんですが、まだ硬化してないだけマシってだけで、やっぱり新品が一番だと思います。 作業は車体からホイールを外したら交換するタイヤの上に乗せて古タイヤを外していきます。 ディスクは特に外したりしてませんが、初めて交換するなら外しておいた方がいいかもしれないです。 用意が出来たらタイヤの空気を抜きます。キャップを外したらムシ回しでバルブを取り外します。 バルブを抜くと一気に空気が抜けるのでバルブを飛ばさないように気をつけます。 ムシ回しはアストロプロダクツで買ったKTC製で¥500程度です。 空気が抜けたらビートを落とさないといけないのですが、ビートブレーカーを持ってないのでタイヤレバーで落とします。 ビートブレーカーがある方が楽ですが、工具を盗まれた時にレバーも無くなったので新品レバーを買うだけで精一杯でした。 レバーだけでビートを落とすのは大変そうですが、慣れるとそうでもないので何かの参考になればと思います。 使用したタイヤレバーは2本で、アストロ製(1000円程度)とPB製(3500円程度)です。 レバーの先端を上に向けてタイヤを下方向に押し、若干隙間ができたら今度はレバー先端を下に向けて差し込みます。 これでレバーを上げると先端部分がビートを下へと落とそうとしますが、当然一箇所では落ちないのある程度やったら 10cm程位置を変えてまた同じ作業をします。 半周程したらまた最初の所から同じ作業を繰り返します。そんなに力は要らなくて少しづつタイヤを下げてやる感じです。 すると作業した真ん中あたりがビートが落ち易くなっているので、あとはレバーや手で押し下げてやるとビートが落ちます。 アストロのレバーでは先端が太くグリップも滑ってやり辛かったので、 タイヤレバーでビートを落とすならPBやスナップオンの方が作業しやすかったです。 一箇所落としてやれば後は手で落ちるので、これで片方のビート落としが終わりました。 タイヤを裏返して今度は反対側のビートも落とします。 タイヤレバーの先端が下向きに入らなかったので、一度先端を上向きにして入る隙間を作ります。 最初と同じように少しづつタイヤを下げてやる感じで半周程慣らしてやると真ん中あたりからビートが落ちます。 これでビートは落ちました。 これからタイヤを抜きますが、ビートは一度落としてもまた乗ってしまったりするので、 もう一度調べて、乗ってしまっている箇所があったら落としておきます。 タイヤレバー2本でタイヤをホイールの上にめくり上げるんですが、 最初に一本だけ軽く引っ掛けてやりタイヤを引っ張ってやると、 ビートが完全に落ちた状態にできるので作業がしやすくなります。 右の画像ではレバーで引っ張りながら足でタイヤを踏んでリムの下へと押し込んでいます。 タイヤを外す時は基本的にレバー先端部分が外を向く形でホイールにかけています。 リムプロテクターを使用すればホイールに傷が入りにくくなります。 タイヤを寄せたらもう一本のタイヤレバーを使いリムの上へとタイヤをめくり上げます。 タイヤ寄せで挿したレバーの左側にレバーを入れて手前に倒すとタイヤが上がってきます。 フロントタイヤはリアに比べてタイヤ幅が狭くて楽なので、画像のような幅で上げると後は手で引っ張れば全部出てきます。 硬くて手で出ないならレバーを使いもう少しめくり上げてやります。 これでタイヤの半分がホイールから外れました。 そのままタイヤを持ち上げてやりレバー2本を使って下側のタイヤもリムの上にめくってやります。 もうビートは完全に落ちている状態なのでレバー一本でタイヤを寄せる必要はないです。 下側も手が入るぐらいの間隔でめくり上げたら、あとはホイールを足で踏んでタイヤを手で引っ張れば抜けます。 今度は抜いたタイヤの上にホイールを移動して交換するタイヤの取り付け準備をします。 ビート周辺にビートワックスを塗るんですけど、買い忘れていたので台所用洗剤で代用してます。 だいたいリムに当たる部分の横と淵を塗れば良いと思いますが、反対側も忘れないように塗っておきます。 用意が出来たら回転方向をあわせます。 ホイールの向きはスポークに矢印があったりディスクにも書いてあります。 ホイール中心より上下のスポークが左右どちらに出ているかで判断する方が早いと思いますが、 意外に逆に組んじゃう事もあるので一応ホイールとタイヤの回転方向の矢印で合わせたほうが確実です。 回転方向を合わせたら、タイヤの手前側をリムの下に入れて、後は押し付ければリムの上を滑って片側が入ります。 タイヤが半分入ったら普通はここでタイヤ左側にある黄色のペイントとリムバルブの位置を合わせてやります。 僕は軽点とかの違いが判らない男なのでバランスも取ってないんですが、 見た目が悪いので一応ペイントの位置は合わせてます。 タイヤが片方入ったので後はレバーを使って入れます。 一箇所踏んでリムの内側にタイヤを入れてやり、そこを起点して左回りでレバーをかけていきます。 レバー先端を下向きにしてホイールにかけ、レバーを起こすとリムの下へとタイヤが入っていきます。 始めは2本である程度大幅でタイヤを入れたら左側のレバーを残して、右側のレバーを抜いてしまいます。 残ったレバーがタイヤが浮いてくるのを抑えているので抜いたレバーを使ってさらに左側を入れて、 また右側のレバーを抜という感じでレバーを交互に使ってタイヤを入れていきます。 入れていくほどタイヤが入りにくくなりますが力は要らないので、足で押さえている起点部分が盛り上がってしまうようなら 作業を中断してビートが乗りかかってないか確認して下さい。 最後の方になってくるとレバーを入れる隙間がなくなるので、入れてあるレバーを軽く倒して次のレバーを入れます。 左から間隔を詰めながら交互に入れていけばこれでスポンと入りますが、ビートがまるで乗りかからない素直なタイヤだと 最後の詰めでレバーの間隔を大幅にとって起点の足側にかけて一気にやっても良いと思います。 画像は少し欲張りすぎたので最後は手で押して入れてます。 レバーが起き上がらないほど硬いなら間違いなくビートが乗って邪魔しているので、 無理矢理入れないで表や裏側もビートを落とし直して作業してください。 こじるとホイールに傷が入ったりします。これでタイヤが入ったのでコンプレッサーでビートを上げます。 大学の頃はタイヤ前後をここまで作業したらガソリンスタンドまで持って行ってビートを張ってました。 自転車に積んでセルフに行ったりした事もありましたが、あの頃はそう言う無駄な事が楽しかったです。 家の空気入れはバルブを入れないと空気が出ないタイプなので、先にバルブを入れてから空気を噴射します。 なのでスタンドに持っていく時は、バルブとムシ回しを持っていった方が良いと思います。 ビートを上げる時は、バルブが上に来るようにタイヤを立てて上から座ってやると張りやすいです。 手を挟まないように気をつけてビートを張ってやります。リム部分から空気が漏れて上がらないように見えますが、 次第にビートが上がってきて大きな音で2回、パンパンと鳴ればビートが上がります。 あまりにも漏れてばかりでビートが上がる気配がなければ、漏れの酷いところを押さえたりしてあげてやります。 稀に音が鳴らないでビートが上がる時もありますが、最後はリム部分をみて判断してください。 後は空気圧を合わせてやります。GPR-70SPの時は冷間で前後1.9キロ入れていたので、 α10もとりあえず2キロぐらいにして、ちゃんとしたゲージで再調節します。 この空気入れを使ったのは初めてだったので、もともと使っているゲージで精度を確認しておきました。 特に狂いは無く70SPと同じ1.9キロにあわせました。 これでフロントタイヤが終わったので、今度はリアタイヤも交換します。 右の画像がGPR-70SPでまだ山はあるんですが硬化しています。 左画像がα10です。スリップが出ている感じですが、今のタイヤよかは良いので替えときます。 α10の上にホイールを置いたら、これもレバーでビートを落としておきます。 先端が下向きに入らなかったのでまずは隙間を作ってます。 ある程度タイヤを慣らしたら、先端を下向きにして奥までしっかり入れてビートをほぐしてやります。 これもある程度間隔をあけて半周程ほぐしていきます。 リアタイヤは幅が広くてビートが落ち難いのでフロントより少し気長にやります。 まったくビートがほぐれてない様な時は、ほぐすのを半周以上取ってやるとビートが落ちやすくなります。 反対側もビートを落としたら、レバーを一本だけかけてタイヤを寄せてやります。 太いタイヤは硬いので、これでもかってぐらいビートが戻らないようにしてやると作業がしやすいです。 タイヤを寄せたら差し込んでいるレバーの左側に手のひらぐらいの感覚でレバーを入れてめくり上げてやります。 一箇所めくれ上がったら右側のレバーを抜いて左へと交互に入れ替えてめくっていきます。 レバーのメーカーが違うので交互に入れ替えてめくっているのが解りやすいと思います。 レバーの右側はタイヤ固定、左側でめくるって感じで作業をすれば傷が入りにくいと思います。 リアタイヤもフロント同じで力は必要ないので、硬いと感じたら無理にいないでビートを確認してください。 フロントより多めにめくったら後はホイールを踏んで手で引っ張り出します。 片側が出てきたらタイヤを上げて、レバー2本をフロントの時より少し広い間隔で入れてめくります。 だいたい手が入れば出てくると思いますが、硬ければもうすこし出してやってください。 後は手でつかんで引っ張り出します。 ちゅうか無駄な画像多すぎですね。一応これでも選別したんですけど、ページが重かったらすみません。 タイヤが外れたらそのまま下敷きにしてホイールを乗せ変えます。 装着するタイヤの準備で両側のビート周辺にママレモンを塗ってます。 回転方向を合わせたら、手前を先に入れてやって後はおせば滑って入っていきます。 片側が入ったら一箇所踏んでリムの下にタイヤを入れてやり、レバーを使って入れていきます。 最初の一発目は大きくとって入れてやって良いと思います。 交互にレバーを入れていく拡大画像ですが見辛いかもしれません。 左画像から、タイヤを入れて右側レバーを抜いた所で、2、3番目の画像がレバー先端を下に向けてリムにかけた所です。 そしてレバーを立ててタイヤを入れたら、右側のレバーを抜きます。 って言うかこんなに細かい説明やらいらんですよね。 実はデジカメが新しくなって今まで虫眼鏡を使っていたような箇所も綺麗に撮れるので嬉しくて撮り過ぎました。 レバーを交互に使ってタイヤを入れています。最後の方になって足で押さえている部分が盛り上がってきました。 こう言う時はビートが乗りかかっているので、タイヤを入れるのを止めてビートが乗ってないか確認します。 裏側すとビートが乗ってました。 タイヤが入らない時はこう言う感じでビートがあがっているので、また手で落として作業しなおします。 グイグイ押し込んでやると中古タイヤだと一時的に変形したりしますが、空気を入れればもとに戻ります。 これでリアもタイヤが入ったのでコンプレッサーで空気を入れてビートを上げてやります。 バルブが無いとエアが入らないタイプの空気入れなので、先にバルブを入れてやります。 フロントと同じようにタイヤに座ってビートを張ってます。 別に座らなくても張ると思いますが、このやり方が癖になっちゃっているんだと思います。 パンパンと鳴ったらリム部分を見てビートがちゃんと上がっているか確認して空気圧をあわせます。 前後交換が終わったら作業完了なんですが、中古タイヤなんで洗浄を兼ねて空気漏れのチェックもしておきます。 三男坊のやったリアタイヤのパンク修理が完全では無いと思っていたんですけど、意外にちゃんと出来てました。 タイヤに泡をつけてじっくり観察すると、パンクしていたら泡が出ている箇所があったり、 リムバルブも泡をつけてグリグリ動かして漏れが無いか見ておきます。 ここでリムバルブが駄目だとまたビートを落とさないといけないので、怪しいと思ったら交換中に見てください。 関連作業 リムバルブ交換 洗浄が終わったら車体に組み付けておしまいです。 画像が多い割りに同じような作業なので、もう少し省略すれば良かったと反省です。 お疲れ様でした。 戻る トップ画面へ |