プラグとイグニッションコイル交換&点検

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プラグ交換


センターヘッド化したあとのプラグの焼けを見ておきます。
作業後の試乗なのでアンダーカウルを取り外したままですが、
通常のノーマルカウルならメンテナンスリッドの取り外しだけで交換できます。
まずはフロントバンクから。ここはカウルが付いたままでもプラグレンチですんなり取り外せると思います。





フロントの焼け具合。
焼け具合は単に色を見れば良いってものではなくて、バイクの仕様や走行条件を考慮して状態をみます。
この三男号の場合は下のほうにデータを書いてますが参考程度にみてください。
次はリアバンクを取り外します。
リアサスのリザーブタンクのバンドを緩めて、ステーからリザーブタンクを取り外します。





リザーブタンクを外すと手が入る隙間が出来るので、そこから手を入れてプラグキャップを抜きます。
キャップ自体を左右に回すようにして引き抜き、コードを引っ張らないようにしてください。





リアバンクはソケットが入れ辛いので、車載工具を使用します。
これがなかなか使い勝手が良いのですが、持ってない場合はウイングやドリームで注文できます。
MC28 スパークプラグレンチ 89216-KV3-770 \560(パーツリスト2版より)
値段は当然上がっていると思いますが、
品番は変っていてもこれで入力すれば新しい品番が出るので解ると思います。




これで緩めたら後は手で回せるのでプラグを取り外します。
画像中央がリアバンクの焼け。焼けの状態だけではアレなんで参考程度に三男坊のバイクの状態を書くと、

2007.1 深夜 気温未計測
    No,1 No.2
MJ  150  150
SJ   38  38
JN   共に純正
AS   共に-2回転
PWJ  変更無し

ガソリン/オイル;ハイオク/エルフ(モト2XTテック)絞り量基準値
吸気:エアクリーナーボックス加工(直径25mm穴×2)
   デイトナフィルター(乾燥状態)
   M'sオリジナルリードバルブ
   ソレノイド変更無し
排気:Jha RSフォースチャンバー
電装:プラグ(BR9ECM)
   ノーマルカード使用
   その他変更無し
エンジン:センターヘッド

深夜、暖気後に10分程度走り最後に直線3速/11000rpmまで回して帰ってきた状態です。
これでセッティング完了ではなくてただのデータ取りです。
異常が出てないかとある程度の範囲を決める為の走行ですので、こうやって町乗りや峠、安全な直線などで 何度か合わせて、三男坊の走行条件を考慮してセッティングを出していきます。 町乗りで瞬間的に高回転に入れただけでこんな感じなので、これからの季節や峠での走行を考慮して メインを155番まで上げたようです。

相互リンクして頂いている「盆栽ロード:管理人よもやさん」のサイトでキャブセッティングの記録が詳しく掲載されていますので、 参考にもっとデータが見たい方は訪問してみてはどうでしょうか。




イグニッションコイル交換と点検

センターヘッドに交換すると
イグニッションコイルのコードが短くてキャップが届かなくなります。
僕がセンターヘッドにした時は社外カウルだったのでステー自体を製作してイグニッションコイルはそのままでしたが、 三男号は純正のアンダーカウルでステーが必要なので、 もっと簡単なフロントよりコードが長いリアバンクのイグニッションコイルの流用にします。 部品取りになっている次男号のNSRからリア側のイグニッションコイルを取ってきて使用しました。


左がフロントで右がリアです。
コードの長さが違うぐらいで物は一緒だと思います。
次男坊が乗っていた時からコード類はメンテしてなかったようなので、
まずは接点不良にならないようにキャップを抜いてコードの先端を少しカットします。





腐食してない綺麗な配線が見えました。 これでキャップを取り付けるのですが、キャップ自体もプラグを挿した時のガタやコードを差し込む側のネジ部分の腐食を見ておきます。 きっちり奥まで差し込んだら、キャップのコード側にある溝部分をタイラップで縛っておけば防水にもなります。





用意が出来たら取り付ける前に火花が出るかチェックをしておきます。 イグニッションコイルに配線を繋いだらプラグを挿してフレームなどアースが取れる所にプラグをくっつけます。 あとはエンジンをかける時と同じようにスイッチをオンにしてキックをすれば火花が飛びます。 キルスイッチがOFFになっていると火花は当然飛ばないのと、アースが取れてないと感電するので気をつけてください。

右画像が火花が出ているのですが、なかなか瞬間を撮影できなくて弱っちい火花しか写ってません。
本当は結構な勢いでジジジジジって飛ぶので、もし火花が飛ばなかったり弱い場合は
まず、ヒューズが切れてないかを確認し、コイルを前後で入れ替えて変化を見たり、キルスイッチの断線や コイルへのハーネス接続部分の腐食を確認したりして何が悪いのか原因を探ってください。
火花が出たとしてもハーネスの腐食で走行中に断続的に失火したりする事もありますので、
怪しい場合は取り付け後もエンジンをかけてハーネスを触って失火する事がないか確認が必要です。 最終的にはPGMの故障もありますが、とりあえず機会があったらその辺も追加でアップしたいと思います。

関連作業
キルスイッチの配線修理





作業完了





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