サイレンサーウール交換(HRC)

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三男坊のサイレンサーウール交換をしたんですが、
その時に使ったウールと同じものを使用したこのサイレンサーは
交換してから3年が経っているのでどんな風になっているのか見てみました。

RS250についていたサイレンサーなんですが、エンドパイプ側にしかリベットが無いので
見たまんま打ち抜いて引き抜くだけです。





ドリルでリベットを削って完全に飛ばしてしまいます。
穴の下にリベットが残ると引き抜けないので、残ってしまったら押し込んでください。





インナーパイプはテールエンドについているので、テールパイプの穴から
インナーパイプを叩いて出してやります。インナーに下にはOリングがあるので
傷つけないように少しづつ打つ位置を変えて打ってやるとすぐに抜けます。





前回も針金等を巻かずに組んであるので、焼けたウールの部分がサイレンサボディにくっ付いてました。
引っこ抜いてどんな感じが広げてみました。やっぱり3年も経つとそれなりに汚かったです。





ビリビリに千切れた感じはありませんでしたが、飛んだオイルとか焼けて硬くなった部分など確認しました。
せっかくなんでサイレンサを綺麗に洗浄しておきます。





インナーパイプもチャンバーと同じようにカーボンが溜まっているので真鍮ブラシで削り落とします。
これだけバラしたなら、インナーパイプを実験でやったチャンバークリーニングの時のように
パイプ洗浄剤につけてみれば良かったです。とりあえず時間をかけて汚れは落ちました。
あとは、三男坊の時と同じように業務用のウールを切って、巻いていきます。





これも一周を超えるぐらいの長さに切ってサイレンサー内に隙間が出来ないように入れていきます。





サイレンサーの取り付け部分は2つのOリングがあって、手前がテールパイプ用で奥がインナーパイプ用です。
エンドパイプの方向を確認したら取り付け口に液体ガスケットを塗ります。





そしてインナーパイプが入るOリングの所にも液体ガスケットを塗ったら、
リベット穴に合わせて差し込んでしまいます。





余分なガスケットを拭き取ったらリベットで留めていきます。
リベット径4mmの物を使用しました。





リベットからも排気漏れを防ぐために液体ガスケットを塗って差し込みます。
一応、すべての穴に入るか確認をしておきます。





あとはハンドリベッターで留めていきます。





打ち終わったら余分なガスケットを拭き取ってウール交換完了です。
ちなみに音はもともと大きくなってなかったんですが、交換しても変わりませんでした。





お決まりの重量測定です。
ウール交換する前は290グラムでした。





ウール交換後は、220グラムでした。





テールパイプも綺麗に洗浄してから、新しくガスケットをつけて装着すれば完了です。





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