サイレンサーウール交換(Jha)

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もともと次男坊がつけていた中古のRSフォースチャンバーなんですが、
新品からの使用限度がきたのか誰かが交換していたのか知りませんが、
サイレンサーのウールが死んでバリバリと割れた音を出していました。
アクセルを戻した時なんかはバリリン!ビチチチと凄く下品な音で、
チャンバー本来のヴァン!スタン、タン、タンと言う軽いレーシー音なんぞしてません。
ウールを替えろと言ってもこの音が気に入っているのか
まるで交換する気配がなかったので勝手に交換しました。





サイレンサーを取り外したらドリルでリベットを飛ばしていきます。
皿が飛んでも中に残っているので、インナーパイプに気をつけながら完全に打ち抜きます。
インナーパイプが付いている方を飛ばせば中身は抜けるんですけど、
何も考えずに作業していてリベットすべてを飛ばしてしまいました。





このサイレンサーの場合はテールパイプ側にインナーパイプが固定されていました。
引き抜くのも面倒だったのでプラハンで叩き出しました。
気をつけないとインナーパイプがエンドパイプを抜けて飛び出てきます。
普通ならエンドパイプから覗けばインナーパイプが見えるので、そこにディープソケットなど
インナーに合わせた物を突っ込んで叩けば取れると思います。
それでも硬いならテールパイプ側のリベットを飛ばしたら再度チャンバーに固定して、
エンドパイプを引っ張れば簡単にインナーからサイレンサボディを引き抜けそうです。






抜けたサイレンサーボディ。アルミにカーボンを巻いてます。
薄いウールを巻いてテープ止めしてあり千切れたりはしていないですが、
これでも凄くうるさいのでウールの厚みとか巻き方が影響しているんでしょうね。
この腐れサイレンサーの音が聞きたい方はギャラリーの「河川敷2006年10月8日」 にある動画を参考にしてください。
直キャブの僕より三男坊の方が音が大きいです。
インナーパイプからエンドパイプが抜けるので取り外したらウールも抜いてしまいます。





分解完了です。
一応、撮影の為にウールを開いてみました。
これだけでも音は割れるようになるので、駄目なのは駄目って事ですね。
ちなにみチャンバーに穴は開いてないです。





せっかく全バラにしたのでエンドパイプとインナーパイプを洗浄しておきます。
しかし、本人がしないのにそこまでやる必要はないなと途中で止めました。
その汚れが貴様の心の汚さだ。





新しく入れるウールは業者用に売っているやつで、エッチな職人から調達しました。
多分コレ のような気がします。また機会があったらちゃんと聞いてみようと思います。

画像のサイズは4分の1にカットして持ってきてもらったのですが、500×1000でも2台分はあります。
厚みが結構あってインナーに一周できれば良いので、あとは少し多めに切ってやれば針金やテープも要りません。





インナーパイプにグルッと巻いてやったらサイレンサボディに入れていきます。
いつも一周より少し多く巻いて、サイレンサ内に隙間が出来ないぐらい入れてます
この馬鹿たれに戒めの意味も込めて、それよりも多めに巻いてやりました。






元の位置を確認したら排気漏れしないように両側に液体ガスケットを塗って差し込みます。
リベットを入れる穴がずれないように注意します。





このサイレンサーはリベット径が4mmの物を使用しました。
今回は全部リベットを飛ばしてしまったので、
両側ともちゃんと穴が合ってリベットが入るかを確認しておきます。
これも排気漏れしない様に液体ガスケットを塗って入れます。





きちっと奥までリベットを差し込んだら、ハンドリベッターで留めます。
どう留めてもあまり変わりないような気がしますが、基本は対角で留めるんだと思います。





テールエンド側とテールパイプ側の両側が終われば、余分なガスケットを拭き取って終了です。





たいした事じゃないですが重さが気になったので量ってみました。
ウール交換前が370グラム。




ウール交換後が290グラムあたりでした。




あとはテールパイプにも液体ガスケットを塗って取り付ければ作業終了です。
凄い静かになったので、これでイライラしなくて済みます。




作業中の惨劇

蓋を開けてある液体ガスケットのチューブを地面に置いていたので、
気が付かないうちに踏んでました。まるで家の猛獣(Mダックス)の・・・


それで、この業務用ウールがどんだけ持つか何ですけど、僕のサイレンサーが同じ作業を3年前にやっていたので
このウールの確認も含めて交換してみる事にしました。
サイレンサーウール交換(HRC)


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