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マニュアル式RCバルブの動作チェックと調整をします。 最初はマニュアル通りにして動作のチェックから行いました。 マニュアル通りでは簡単にチェックと調整はできますが、全開調整までは出来てないので いつもはエムズ式でやってます。 外装を取り外してスロットルセンサーのカプラー(白)を抜きます。 エアクリーナーボックスを取らなくても左手でツメを押せばステーから取れ、 雄と雌を繋げているツメも引けば取れます。 カプラーが抜けたらカードキーを差し込むと「Err.3」表示がでて、 RCバルブのサーボモーターが回転してHi付近で止まります。 一応、解り易いようにテープを貼ってみたのですが、この状態は全開ではなく途中の状態です。 この状態でプーリーとガイドベースの突起が合うようになっているので、マニュアルの状態では 全開調整ではなく基準値をだして調整すると言う感じだと思います。 サーボモーターを手で回せばこれ以上に回るのですが、手動でまわした所でサーボが回す全開位置とは 違うので、この方法は動作のチェックとある程度の調整だと思います。 マニュアルではカードを挿入したままワイヤ調整とあるのですが、僕はサーボモーターが回った後カードを抜きました。 F/RのRCバルブの基準を出す部分です。 上のような作業をすると、この状態でプーリーが止まり、ガイドベースの基準線に合うようになっているはずです。 この状態だと上にも書いたように、RCバルブは途中で止まっている状態なので、ここで調整すると出荷時のような 正常な動きはしますが全開にはなっていせん。 むしろ、長い間乗っているNSRは、カーボンの蓄積により全開にならないような状態が多いので、これだけで済ますと 全開時にRCバルブが開ききらないのに無理にサーボモーターに負荷をかけ、モーターの故障やPGMまで故障する事があります。 一度アジャスタを両方とも緩めワイヤにたるませたら、あとはアジャスタを向かって右から調整していきます。 プーリーを押さえながら右側ワイヤを張っていき、ガイドベースの基準線の中心よりやや右寄りで止めます。 次にプーリーを保持したまま左のワイヤを張り、プーリーの突起が基準線の中心に来るようにしてガタが出ないようにします。 プーリーのガタは0.2〜0.5以内だとマニュアルでは書いてあるのですが、ガタガタしなければ良いと思います。 調整が終わったらもう一度、基準が出ているか確認して、サーボモーターのところでワイヤの張り具合も確認しておきます。 ダルダルにする人もいないと思いますが、バツバツに張りすぎないように注意してある程度の緩みも必要だと思います。 特に一度もカーボン除去をしてなければ間違いなく全開にはならないと思うので、 チャンバーを外して直接RCバルブを触って、状態の確認や調整をした方が良いと思います。 フロントバンク側とリアバンク側の2箇所を作業して、スロットルセンサーのカプラーを取り付ければ 作業は終わりです。 エムズ式マニュアル作業で書いたように全開調整やカーボンの蓄積確認など正確にする為に チャンバーを外して直接RCバルブを触って調整していきます。 僕はいつもこの作業方法でRCバルブの調整をやっています。 キャブレターにガソリンを残しておき、外装を外したらアクセルを触らずにエンジンをかけます。 アクセルを2千回転まで回すと最初だけRCバルブがHiの位置まで全開に動くので、 その時にキルスイッチでエンジンを停止します。 マニュアルの時に貼ったシールよりモーターが開き完全にHiの位置にきます。 ここがRCバルブの全開の位置になるので、プーリーも全開の位置で止まっています。 カードキーを抜いて作業に入ります。 チャンバーを外して、スロットルセンサーのカプラーを外しておきます。 先ほどやったマニュアル作業の全開位置を確認しておきます。 左の画像がフロントバンクで、右の画像がリアバンクです。 僕の作業なので誤差はあると思いますが、完全には開ききっていません。 もしカーボンの蓄積でバルブが開かない場合はシリンダーを外してRCバルブ単体までバラさないといけません。 腰上分解&センターシールチェック RCバルブ分解&洗浄 シリンダー洗浄 RCバルブ組み付け シリンダーの組み付け 本来ならここまでRCバルブが開きます。 ポート面よりかなり落ちてしまうのでツライチになるぐらいに調整してやります。 指を排気ポートに突っ込んでポート面とRCバルブがツライチになるよう合わせたら 親指でプーリーを支えてやり、ワイヤの調整をしていきます。 こんな位置で合わせたのですが、バルブが右と左で高さが微妙に違ったので高いほうに合わせました。 反対側も同じように合わせてやったら、スロットルセンサーを繋いで元通りに組めば作業完了です。 戻る トップ画面へ |