Fアルミホイールのベアリング交換

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三男坊のフロントホイールを外した時にベアリングを点検したら、
スムーズに回らなくてシュリシュリした感触があったので交換する事にしました。
バイクからホイールを外したら廃タイヤなどの上にのせて作業します。
マイナスでダストシールを両側とも取り外します。






ダストシールが取れたら特殊工具のベアリングリムーバーを使ってベアリングを取るのですが持っていません。
ディスタンスカラーをずらして貫通ドライバーで叩き出す方法は、ディスタンスカラーが簡単にずれる場合や
カッチリ止まって動かない場合もあって、今回は後者だったので実験で使ったアンカーボルトを代用します。
ディスタンスカラーを再使用しないならカッチリ止まっていてもドライバーで叩き出せると思います。
詳しい説明は 「ホイールベアリングを外す」 にあります。
アンカーボルトはホームセンターで100円ぐらいで売っていて、西日本なら「ナフコ」においてます。
ベアリングリムーバーもアストロプロダクツで1万2000円ぐらいで、セール期間なら9000円ぐらいで売ってます。






アンカーボルトをセットしたら反対側から長ボルトで打ち抜きます。
大きめのハンマーで叩けばすぐにとれます。ベアリングが取れるとディスタンスカラーも出てきます。
取れた側から反対側のベアリングを打ち抜けるので、あとは長ボルトや貫通ドライバーで対角に打ち抜いていきます。






対角で反対側のベアリングも打ち抜いたら、抜いた部分をチェックしておきます。
雨ざらしで放置していたホイールとかはディスタンスカラーの収まる部分が腐食してボロボロになっていたりします。






ベアリングを入れる時は、またがって右側(R側)から叩き込んでいきます。
ディスタンスカラーがホイールの穴より少し長いので、アルミホイールはR側を完全に叩き入れて
L側でベアリング間の圧を調整します。
マグホイールの場合はこれの逆になります。



アルミホイール用の交換する部品です。2006年7月現在
ベアリングが91054-MN8-741×2
ダストシールが91257-KA3-711(28×42×8)×2
マグとアルミは部品設定が違い上の二つは品番も違います。
ディスタンスカラーが44620-MR1-000でアルミもマグも品番は一緒みたいです。

ディスタンスカラーとベアリングにグリスを塗って組み込んでいきます。






打ち込むのは特殊工具を使っていきます。
ドライバハンドルにアタッチメント(一つしか持ってないのでサイズ違い)をつけて打ち込みます。
ドライバハンドル(多分A)は結構頻繁に使うのでアタッチメントも含めて買っておいて損は無いと思います。

R側にベアリングを突き当たるまで打ち込んだらホイールを反対にしてディスタンスカラーを入れます。
真ん中の画像で指が少し引っかかるぐらいカラーが飛び出ているのですが携帯で撮影したので写りが悪いです。
その上からベアリングを途中まで入れていきます。






ディスタンスカラーに届く前に一度打ち込むのを止めて、アクスルシャフトを挿して
ディスタンスカラーがベアリングの中心にくるように合わせてやります。
そしてゆっくりと抜いたら少しづつ打ち込んでいき、ディスタンスカラーが中でカタカタ動かなくなれば良いと思います。
カラーが動くとカラーの意味がないと思いますし、逆に圧入し過ぎてもベアリングが回らなくなってしまいます。
圧入加減が永遠のテーマに思えますけど、実際に指で回して加減を調整してやりながら打ち込んでいくと良いと思います。

そんなこんなで程よくベアリングを入れたらダストシールを取りつけていきます。






ダストシールも少しづつ対角で打ってやれば入ります。
あとは反対側のダストシールもいれたら交換完了です。





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