キャブレター スロットルバルブ交換

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キャブレターのスロットルバルブを外します。
前にスロットルバルブが割れた事があったので、ニードル交換の時などに
スロットルバルブまで外して点検するようにしています。
キャブレターを外した状態からなので、その前の作業は下のリンクにあります。

キャブレター脱着
キャブレター ニードル交換

最初にトップのカバーを外していきます。




パッキンを取ったら先にスロットルバルブのネジを緩めておきます。





そしてリンクアームのネジを緩め両方ともとってしまいますが、
スロットルシャフトが飛び出てくる時があるので手で押さえておきます。





スロットルシャフトを少し引き抜くと、スプリングが取れて半回転ほどします。
そのまま抜き取り、先端についているスロットルジョイントを無くさないようにします。





シャフトが抜けるとリンクアームごとスロットルバルブが引き抜けます。
スロットルセンサー側(No.2キャブレター)には白いプラスチックのワッシャーがあるので
位置を覚えて保管しておきます。





スロットルバルブを抜いたら、フロートも開けてジェット類を外してキャブを洗浄しておきます。
最初に緩めておいたスロットルバルブのリンクピンを止めているネジを外します。
途中がネジ切りしてない部分があるので引上げてやってからまた緩めると外れます。






リンクアームが取れたらニードルをはずします。
ジェットニードルホルダを押して少し回転させると外れるので、そのままニードルを引き抜きます。
画像のニードルはHRCの部品に替わっているので、ニードルとホルダが一緒に出てきています。




過去の惨劇

2005年 河川敷でのハイサイド の原因の一つとも言われている激痩せスロットルバルブです。
クリックして拡大画像を見てもらうと解ると思うんですけど、
問題ないスロットルバルブを比べるとそりゃー割れるよ!ってぐらいに痩せてます。
最終的にエンジンをかけているとキャブレターの中でスロットルバルブが波打ってました。
こんなの自分のでしか見たことがないですが、ハイサイド喰らう前に点検しておいても損は無いと思いまス。






外したスロットルシャフトを洗浄して無くなりやすいプラスチック部品と一緒にしておきます。





スロットルバルブにニードルを組んで、リンクアームを取り付けて一番キャブレターだけにもどします。
真ん中の画像、キャブレターの左が一番キャブレターで右が2番キャブレターです。
2番キャブレターのリンクアームには同調を取る為の調整ネジがついていて、
白いワッシャーも2番キャブレターの内側に入ります。
スロットルシャフトにスプリングを取り付けておきます。
画像右のスピリングを引っ掛ける部分を反時計回りにずらして組むと
アクセルが軽くなったりするんですけど、そのせいでバルブが痩せたのかどうかはワカリマセン。






スロットルバルブが用意できたら、シャフトを挿していきます。
先端にセンサーとつながるジョイントを忘れないようにして、ジョイントが落ちないように
2番キャブレターの入り口まで挿し込みます。
シャフトが半分入るとスプリングの止め位置を確認します。
先端部分がキャブの上側に引っかかるようになっていれば良いです。





ここで2番キャブレターに途中までいれたシャフトに白ワッシャー引っ掛けて落とさないようにしてから
リンクアームを組んだスロットルバルブを入れます。





ゆっくりとシャフトを挿したら、突き当たる前にスロットルシャフトを
反時計回りに180度ぐらい回してやります。
スプリングの決め位置もあっているか確認をします。





そうするとアイドリングのワイヤ(スロットルストップスクリュー)と噛合う位置にくるので
そのまま奥にいれてやります。
最後まで入ると真ん中の画像のように、アイドリングのストッパーとツライチになります。
そのままシャフトを押さえてリンクアームのネジを止めてしまいます。






リンクアームを締めたらスロットルバルブのネジも止めておきます。





スロットルをポンチマークが半分になる所まで上げてやり、
お互いの位置がずれていたら2番キャブレターのリンクアームで調整してやります。
本当は暖機した後でバキュームテスターで測定しながらあわせるみたいですけどした事ないです。





最後にパッキンを入れてカバーを取り付けてやれば作業終了です。




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